デイサービスが楽しみになったお父さんの話|事業所や支援する人の協力

あるご家族の話です。
閉じこもりがちになって、日中もコタツでうとうと・・・日が暮れても電気もつけずに過ごされ、お風呂も「また今度」となかなか入られない。そんなお父さんを心配して、ご家族からデイサービスを利用してほしいと相談がありました。

ご本人は「わしなんかまだ行かんでもええけど」と言いつつも、デイサービスとの契約時には、ニコニコとお話され、利用することを了解してくれている様子でした。

しかし、初めてご利用いただく日の朝、デイサービスからの迎えに「やめとくわ」とお断り。
次の週も、その次の週も、利用していただくことができませんでした。

ケアマネジャーの私も毎週、利用の前日に訪問してお話をさせてもらいますが、
「そういうところはまだ早いわ」「こうして家でゆっくりしとるのがええわ」とやんわり断られます。
ご家族は遠方に住んでおられるため、お迎えの際に声をかけて送り出すことはできません。
ご家族はなんとか利用してほしいと希望されましたが、このままお誘い続けると嫌な思いをされるだけでは…と悩みました。

すると、ご家族から「次の利用日には私が誘って連れ出してみます」と。

当日の朝、ご家族が帰省し「花見ついでに見学に行ってみよう」と誘うと、「お前だけ行ってこい」と言われたそうですが、その後も何度か声をかけていただくとしぶしぶ出かける準備を始めてくれたそうです。
11時すぎ、デイサービスに到着すると、顔見知りの職員に誘われご本人だけ中に入られました。
「やっぱり帰る」とすぐに出てこられることも想定し、ご家族は外で待機されていました。
しばらくして職員だけが外に出てきて、両手で大きく「〇」のジェスチャー!
16時半の送迎時間まで、デイサービスでゆっくり過ごしていただくことができました。

この日、利用しておられた顔馴染みのご利用者から、「家にじっとしとらんと、出て来なあかんで~」と言われたことも良い刺激になったようです。
今では、毎週、デイサービスを楽しみにされておられます。

ご高齢になり、意欲の低下やもの忘れが心配、出かけるところがあれば・・・とデイサービスの利用を考えられるご家族の方もおられると思います。
ところが、あまり人中が好きでなかったり、自分にはまだ早いなどの思いから、ご本人が利用を躊躇されることもあります。
今回は、ご家族の協力や顔馴染みの職員、ご利用者さんの関わりがきっかけに利用を開始することができ、今では毎週楽しみにしてくださっているあるご利用者さんのケースを紹介しましたが、何がきっかけになるかは本当に人それぞれです。
利用したい事業所や、支援する人みんながチームとなり、協力していくことによって、その方に合った方法やきっかけが見つかるかもしれません。
気になることや心配になことがありましたら、私たちが一緒に考えます。
お気軽にご相談ください。           
           居宅介護支援事業所満寿園(連絡先:0772-65-3300)

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