昔取った杵柄|秋のデイサービスは盛りだくさんでした

菊の花、イチョウや紅葉など、秋の作品を作りました。

菊の花はまず、花びらになる黄色や白の紙に1cm間隔で線を引きます。その線に沿ってハサミで切り、花びらに見立てて等間隔に貼り付けました。

数ミリの狂いもなく、定規で線を引く方。
ハサミで真っ直ぐに切る方。
キレイに花びらを貼りつけていく方。

細やかな作業から、これまでの人生がうかがえます。田んぼや畑、事務仕事、機織り、生花など…、仕事や家事での経験を身体が覚えているんですね。

ご利用者さんの中には、100歳を超えている方もおられますが、細い線でもよく見え、線に沿ってハサミで切ることができるって本当にすごいです。

出来上がった菊の花は、生花の経験のある方に生けていただきました。

イチョウと紅葉の作品には、外村満寿園にあるメタセコイアの木の実を使いました。お天気のいい日にご利用者さんと一緒にたくさん拾ったものです。

一緒にしませんか、とお誘いすると、「できることならしちゃるで」とみなさん仰います。年齢を重ね、身体が思うように動かなくなっても、できることがたくさんあります。その人が持っている力を最大限にいかして、今できることを職員も一緒に取り組んでいます。

これらの作品たちは、京丹後市弥栄町の文化祭に出展し、展示された作品をみなさんで見に出掛けてきました。

 


 

今年も干し柿を作っています。皮をむき、紐をつけ、湯通しし、風通しの良いところへ干します。作り方は、私たち職員よりご利用者さんの方がよく知っておられるので、手順の説明はほとんど必要ありません。

デイサービスのベランダに干しました。できあがったものは、おやつにいただきます。今年も美味しそうに乾いてきていて、「よばれるん(食べられるの)が楽しみだ」と何度も見に行かれる方もおられます。

住み慣れたこの土地で、食べ慣れた干し柿を作り、今年も食べていただける。
毎日の暮らしの中で、その日、その時の一瞬一瞬を穏やかに、笑顔で過ごしていただけるよう、「ゆっくり 優しく 今を大切に」しています。

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