世界アルツハイマー月間|認知症を多くの人に知ってほしい

9月は、世界アルツハイマー月間でした。

※世界アルツハイマー月間とは?
1994年「国際アルツハイマー病協会」(ADI)は、世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、この日を中心に認知症の啓蒙を実施しています。また、9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、様々な取り組みを行っています。(厚生労働省ホームページより抜粋)

京丹後市役所のロビーでは、アルツハイマー月間にあわせて認知症に関する展示があり、デイサービス満寿園も展示させていただきました。

さて、どんな作品を作りましょうか?
できるだけ多くのご利用者さんに参加してもらえるよう、手形の大木を作ることにしました。
和紙をみなさんでちぎって、貼っていきます。大木の葉っぱは、ご利用者さんの手形です。

「こそばいいわな(くすぐったい)」と笑いながらも、掌に色を塗り、手形を押していきます。
一人二人と重なって、大木が出来上がっていきます。
80年、90年、100年と人生を重ねてこられた方の手というのは、なんともいえない、あたたかくてやさしい、そんな気がします。

京丹後市役所に、展示した作品をご利用者さんと一緒に見に行ってきました。

手形の大木と一緒に展示したご利用者3名の言葉を紹介します。
ご利用者さんとの会話の中で、私たちに話してくださった言葉です。
93歳女性
いつも嬉しい言うて百歳近くまで暮らしてきた。それだっけだな。
“嬉しい 楽しい 美味しい”(この方がよく話される、大切にされている言葉です)

84歳女性
“いつまでも人の役に立ちたい。私にできることがあったら頼んで!”
新しいことを覚えるには忘れなあかん!だって次に入ってこんわな。

93歳女性
帰ったら一人で寂しいで~ みんなの顔見て話すと楽しいし知恵がもらえる。
デイサービスに来なあかん。気晴らしして頑張らな!

認知症になってもできること、ご利用者さん一人ひとりの思い、ポジティブな考え方に、私たちの方が元気をもらい、勉強させていただいています。

認知症になっても、一人の人。
何がなにか、わからない。わからない私に気づく私。何がわからないのか説明できない。
不安が襲います…

デイサービス満寿園では、職員一人ひとりが、
傍で寄り添い、ゆっくり優しく今を大切にした関わりを心がけています。

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