現在ショートステイでは、介護を受けることに対して、不安や戸惑い、恐怖感を持っておられるご利用者に、少しでも安心していただけるよう取り組みを行っています。
あるご利用者への取組みの一例を紹介させていただきます。
まずは、ご本人のことを知るために、ご家族やケアマネジャーに話を伺うと、歌や踊りがお好きであることをわかり、音楽を聴いていただきながら介助を行うことにしました。
また、これまでお風呂に入っていただけないことが度々あったので、声のかけ方を見直すことにしました。
入浴にお誘いすると、不安な気持ちを表されることが多かったため、「天気がいいので洗濯しようと思うのですが、着替えをしませんか?」と声をかけ、ご本人の同意を得てから浴室へ移動するようにしました。
すると、ご自分から服を脱ごうとされることが増えてきました。また、脱衣場では音楽を流しながら、ゆっくりと脱衣をしていただくようにしました。
音楽によって気持ちが和らぎ、以前のような強い不安も少なくなっていきました。
入浴そのものはお好きなご利用者ですので、入浴前の声かけや関わり方を工夫することで、安心して入浴していただき、より満足感を得られる支援につながったと感じています。
また、リビングで過ごされる際にも、音楽を聴いていただいたり、一緒に歌を歌ったりすることで、気分転換につながり、穏やかに過ごされる時間が増えてきました。
今回の取り組みを通して、ご本人の好きなことやこれまでの暮らしを知り、その方の気持ちに寄り添うことが、より良い介護の原点であると改めて感じました。
これからも、ご利用者一人ひとりの思いや個性を大切にし、安心して過ごしていただける関わりを職員みんなで考え、実践していきたいと思います。















