「食べること」「眠ること」と同じくらい私たちの心と体の安定に深く関わっているのが、「お腹のケア」です。特別養護老人ホーム満寿園では、ご利用者一人ひとりの生活リズムや希望に添いながら、「お腹の調子を整える排泄コントロール」を行っています。
そこで、日々ご利用者の状態を見守り医療的にサポートしている看護師に、日頃のケアについて聞いてみました。
Q. 日頃、どんな排泄コントロールをしていますか?
A. 個々の排泄パターンを把握し、記録を基準に与薬を行っています。スムーズに排泄できていないときは、お腹の音を聞いたり、お腹が張っていないか確認します。嘱託医に相談して与薬の変更、浣腸、座薬をお願いすることもあります。

Q. ご利用者のその人らしさや尊厳を守るうえで、排泄ケアとはどのような役割があると感じていますか? また、ケアをする中で大切にしていることは?
A. 排泄コントロールは、「その人らしい生活」を守る重要なケアです。ご本人のペースやタイミングを尊重して、どのような声かけや行動をすれば、不快な気持ちや嫌だなという思いが和らぐか考えながらケアを行っています。
おいしく食事ができて、定期的な排便があることで健康が保たれるので、食事と排便のバランスはとても大切です。また、お腹の調子を整えることにより、不快感やストレスを緩和して、様々な病気の発症を予防することができます。下剤に頼り過ぎない工夫も大切です。
特別養護老人ホーム満寿園では、多職種と連携しながらいろいろなアプローチをしています。
⓵ 水分摂取、食事、運動をバランスよく行う
⓶ 入浴やトイレのときにお腹をマッサージする
⓷ 座る姿勢ができる方は、時間を決めてトイレに座ってもらう
⓸ ホットパックなどでお腹を温める など…
お腹のマッサージ(時計回りにクルクル)は、便秘解消の他にも自律神経が整い、心と体のリラックス効果もあります。
「なんだか気持ちがいい」
「あたたかくて安心するわ」
お腹の調子が整ってくると、気持ちも明るくなって活動への意欲も湧いてきます。この日は、ボーリングと輪投げを楽しみました。力一杯投げたボールは、プロ顔負けの勢いです。



















