端午の節句|張り子の虎をご存知ですか?

こんにちは。あしぎぬ福祉会の総務課です。
みなさんゴールデンウイークはどのようにお過ごしでしょうか。丹後は最近いいお天気が続いていましたが、今日は生憎の雨模様です。それでも連休を利用して観光に来られる方もおられ、いつもより少し賑やかに感じます。

さて、5月と言えば「端午の節句」ですね。ご近所でも、こいのぼりが気持ちよさそうに空を泳いでいます。養護老人ホームの施設内にも、ご利用者の皆さんが体操などで集まる場所に、先日飾りを出しました。

兜に太鼓、、、それから虎。
みなさんは、端午の節句に虎の人形を飾ることに馴染みがありますか?私は、養護老人ホームに来て初めて知りました。周りの職員にも数名聞いてみたところ、同じ反応でした。

この虎の人形は、「張り子の虎」と言うそうです。頭を触ると、うなづくように首が動くので、先日もご利用者が「かわいいなぁ」と微笑みながら撫でておられました。
調べてみると、端午の節句の起源は中国で、中国では昔から虎を神のように崇める文化があり、魔除けや厄除け、守り神として、子どもの成長を祈る端午の節句に虎の人形を飾る風習ができたそうです。調べてみてそのことを知り、改めて虎の人形を見てみると、知る前より断然愛着が湧いてきました。「かわいいなぁ」と頭をなでておられたご利用者さんの気持ちがよく分かります。

養護老人ホームには、ほかにも雛人形や餅つき用の杵と臼、日本人形など、これまでご利用者さんや地域の方から譲り受けた昔ながらの品があります。つい新しいものに心が動きがちですが、歴史に触れ、調べて知ることの面白さを感じた今日、ものを大切にすることや、思いの詰まった大切な品を譲っていただいていることへの感謝も心に染みた一日でした。

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