特別養護老人ホーム満寿園 施設長
大橋 淳
JUN OHASHI

『この水を飲んだら死ねない』この言葉を聞いたときは、いろいろな思いが駆け巡りました。

2022年10月:聞き手・木屋野りか

木屋野:大橋施設長、今日はよろしくお願いします。

大橋:よろしくお願いします。

木屋野:大橋施設長は、他業界からあしぎぬ福祉会の調理員に転職して、さらにそこから介護職を経て現在は施設長という経歴ですが、そんな長いご経験の中でご利用者の言葉で一番心に残っている言葉はどんな言葉ですか?

大橋:たくさんあるんですが、看取りをさせていただいたご利用者が、「この水を飲んだら死ねない。」とおっしゃった時には、死への尊厳というものもあるのだな、こんなことを言わせてしまった、などといろいろと思いが駆け巡りました。

木屋野:介護の仕事のエッセンスを凝縮したような言葉ですね。

木屋野:大橋施設長が仕事をするうえで大切にしていることってどんなことですか。

大橋:「施設で働くすべての職員は、福祉職員である。」ということです。介護職員だけが介護、福祉をしているのではなく、お年寄りの暮らしにかかわるすべての職種、調理職員、看護師、事務員、送迎職員、皆がお年寄りの福祉にかかわる人です。みんなでお年寄を支え、互いを大切にする存在であるということです。

木屋野:介護という仕事は、お年寄りのお世話だけで終わらない仕事で、ご利用者や地域の人々の人生に寄り添う仕事なんですよね。

木屋野:そんな座右の銘をお持ちの大橋施設長が、人材育成で大切にしていることはどんなことですか?

大橋:すべては基本が大切である、ということを伝えるようにしています。

木屋野:あしぎぬ福祉会の最も良いと思うところは?

大橋:職員がやさしいことだと思っています。

木屋野:大橋施設長は、いつも答えが簡潔ですねえ。いつもそんな感じなんですか?

大橋:大切なことを確実に伝えるために、なるべく短い言葉でしゃべるようにしています。

木屋野:これからあしぎぬ福祉会でやってみたいことは?

大橋:もっとやさしい職員を育てること、そして、災害時に活躍できる福祉職員の育成です。職員それぞれが生きてきた年数の経験と知識をすべて出し切ることができる人になってほしいです。

5年後、10年後も今の職場の仲間と笑って働いていたいですね。

木屋野:では、さらに5年後、10年後は、大橋施設長はどうなっていますか?

大橋:ユーチューバーですね。

木屋野:また明快。

大橋:まあ、今の職場の仲間と笑って働いていたいですね。これってよく使う言葉で言うと、人材確保、定着、育成とかそういう言葉で表されるんだと思うんですけど、そういう言葉って結局こういうことなのかな、と思います。

木屋野:最後に、大橋施設長は、Iターンの方ですが大橋施設長にとって京丹後ってどんな街ですか。

大橋:敢えての不便な生活も、便利な生活も選択自由な街です。海も山もありアウトドア派には最高の街です。高速道路のおかげで京都市内や大阪市内までも近くなり、気軽に出かけられるようになりました。京都市内の「郊外」と言ったら言い過ぎかもしれませんが、一昔前を思えばそう思えます。そして、インターネットを上手く使えば都会での生活との差はあまり感じません。

木屋野:休日の楽しみはどんなことですか?

大橋:家族でドライブをして、子供とカブトムシやサワガニ採りをしたり、畑でいろいろ作ったり。車でちょっと行けば海で泳げたり、川でカニが採れたり、家のすぐそばに畑があったり…。こういうことが当たり前の日常としてあるのがいいんです。

木屋野:今日はありがとうございました。

施設長
大橋 淳
JUN OHASHI
  • プロフィール
  • 経歴

・入社:2006年
・出身:京都府京都市
・資格:介護支援専門員・介護福祉士
・他業界から転職、調理員、介護職を経て現在、特養施設長

・入社1年目:養護老人ホーム満寿園 調理員
・入社3年目:デイサービス満寿園 介護職員
・入社10年目:特別養護老人ホーム満寿園 ユニットリーダー
・入社12年目:特別養護老人ホーム満寿園 介護主任
・入社15年目:特別養護老人ホーム満寿園 施設長

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